スピントロニクス研究開発センター(SU)

センター長 : 能崎 幸雄(理工学部教授)
活動拠点キャンパス : 矢上

センター概要

物質中の電子などが持つミクロなスピン角運動量は、その大きさ、方向を電気、磁気、光、熱、そして力学的な回転運動によって制御できる。
スピントロニクス(Spintronics)とは、スピン角運動量と様々な物理量の結合に関する物理を解明し、新たな機能性を創生する新しい学術分野であり、人工知能(AI)に要求される超高速な情報処理・通信を実現する次世代電子デバイスのキーテクノロジーとして注目されている。
慶大は、これまでに本文やで先駆的な研究成果を数多く発表しており、今後も世界との競争と協調を意識しながら積極的に分野発展を先導する必要がある。本センターは、国内外の研究者に門戸を開き、先端的学術成果と共同研究施設といったリソースを統合する共同研究ネットワークを構築することにより,我が国の優位性とプライオリティーを確保することを目的とする。

キーワード・主な研究テーマ

スピン量子コンピュータ、窒素空孔中心、同位体工学、スピン流、マグノン、スピントルク素子

2019年度 事業計画

■2019年度の新規活動目標と内容、実施の背景

本センターは、塾内のスピントロニクス研究者の拠点であると同時に、国内外のスピントロニクス研究者間の連携を推進するスピントロニクス連携ネットワークの中心としての任務を遂行する。そのため、日本のスピントロニクス分野の研究者コミュニティの代表として、東大・東北大・阪大・慶大の4大学が「スピントロニクス学術研究基盤と連携ネットワーク(Spintronics Research Network of Japan, Spin-RNJ)」拠点形成計画を「学術研究の大型プロジェクト-ロードマップ2020」として応募する。これは、重点的な国費投入が必要な研究分野を評価・認定するものであり、慶大のスピントロニクス研究において大型予算を獲得するチャンスが大きく広がるだけでなく、拠点大学間の人材交流を通じた学術領域の発展と国際競争力の向上に繋がる。
また、これらの予算を活用してセンターオフィスと共通研究スペースを開設し、センター所員の有機的な連携を実現することにより、スピントロニクス研究において新機軸を生み出す。

■2019年度の新規活動目標と内容、実施の背景

「スピントロニクス研究開発センター」では、2008~2018年度に設置された「スピントロニクス研究センター(センター長 伊藤公平)」において実施された基礎分野を中心とする研究成果をさらに発展させ、基礎から応用の幅広い領域で世界をリードする研究成果を発信し、慶大が日本のスピントロニクス研究の中心的役割を果たすことを目標とする。スピントロニクスとは、物質の電気特性と磁気特性の双方を制御することにより得られる新しい物理現象を見出し、その成果を電子・情報通信産業のイノベーションに結びつける新しい学術分野である。その創成と発展には、本塾の研究者と出身者が大きく寄与しており、今後の基礎学問としての更なる発展と産業界における応用を先導するために2019年度も引き続きスピントロニクス研究開発の推進と情報発信を行う。

所員

所員(兼担)

能崎幸雄 理工学部 物理学科 教授
伊藤公平 理工学部 物理情報工学科 教授
江藤幹雄 理工学部 物理学科 教授
斎木敏治 理工学部 電子工学科 教授
佐藤徹哉 理工学部 物理情報工学科 教授
白濱圭也 理工学部 物理学科 教授
松本佳宣 理工学部 物理情報工学科 教授
的場正憲 理工学部 物理情報工学科 教授
神原陽一 理工学部 物理情報工学科 准教授
田邉孝純 理工学部 電子工学科 教授
早瀬潤子 理工学部 物理情報工学科 准教授
牧英之 理工学部 物理情報工学科 准教授
渡邉紳一 理工学部 物理学科 准教授
安藤和也 理工学部 物理情報工学科 准教授
栄長泰明 理工学部 化学科  教授
海住英生 理工学部 物理情報工学科 准教授