共生知能創発社会研究センター

センター長 : 栗原 聡(理工学部教授)
活動拠点キャンパス : 矢上

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センター概要

高度スマート社会の実現を目指すSociety5.0の次のステップとして、人間を起点とした枠組みとしてSociety5.0を強く推進する取り組みである"Humanity2.0"を提唱し、Human in the loopにて実空間とサイバー空間が融合された次世代社会空間の実現に向けた、基礎研究から実応用までを目指す。社会は人間活動から創発される実態なき概念であり、社会への過度な注視は肝心の人を見えなくしてしまう。社会は多様な個人の集合体として結果的に創発されるものであり、人間中心として捉える必要がある。本センターは、これまでの人類をHumanity1.0として、次世代型AIとの共生により、人類をHumanity2.0にアップグレードすることを究極の目的とする。

キーワード・主な研究テーマ

共生AI、Humanity2.0、共生インタラクション、次世代AI、Society5.0

2021年度 事業計画

■2021年度の新規活動目標と内容、実施の背景

  • ■目的と背景
    多様かつ膨大な実空間情報をサイバー空間に取り込むことでの統合的な処理による、高い効率性や生産性を発揮する超スマート社会の実現を目指すSociety5.0への取り組みが加速しようとしている。しかし、社会は人間活動から創発される実態のない概念であることから、社会ばかりに注目すると人を見えなくし、平均化されたサービスしか実現できない。加えて、現在において、同質性やフェイク、AIの認知デバイス問題など、テクノロジーに人が翻弄される状況が深刻な社会問題化しつつあり、人が置き去りになる度合いが加速しつつある.Society5.0を推し進めようというこの状況においてこそ、人間を中心とした取り組みとして強く推進するためのキーワードとして"Humanity2.0"を提唱し、Human in the loopにて実空間とサイバー空間が融合された次世代社会空間実現に向けた、基礎研究から実応用までを目指す必要がある.本センターは、これまでの人類をHumanity1.0と位置づけ、次世代型AIを中心としたIT, IoTといったテクノロジーとの共生により、人類をHumanity2.0にアップグレードすることを究極の目的とする。
  • ■取り組むテーマ
    (1)現在の機械学習を中心とするAIと根本的に異なる、高い適応性・柔軟性を持つ人と共生する次世代型AIの創出。
    (2)研究キーワードとしては以下が該当する: 汎用型AI、自律型AI、共生インタラクション、IoT、サイバーフィジカルシステム、認知アーキテクチャ、意図理解、 群知能、リザバーコンピューティング、相互適応、多段創発、複雑系, 動的平衡、アンビエント情報基盤、予測・推論、創造性支援、他者理解・他者モデル。
    (3) 加えて、現在においても問題視されている、認知バイアス問題、AIシステムの可読性・制御可能性、AIと法律・倫理(ELSI)といった課題にも取り組む。
    以上、学際的な取り組みとする。
  • ■本学で取り組む理由
    現在、理研AIPや、産総研AIセンター、をはじめ、東大、電通大、千葉工大、早大などの他大においてもAI拠点が多く設立されているが、本コンセプトを柱とする拠点は存在せず、本センター構成員リストにあるように、本学において本コンセプトを研究テーマとする教員が結集しているのは、Humanity2.0として次世代AI構築を進める上で、本学が中心的な立ち位置となる絶好の機会である.超高齢化社会・レジリエント社会基盤を盤石なものとするためには、Society5.0を包含し、人間中心として推進する新しいコンセプトに基づく研究開発が急務である。
  • ■活動計画
    センターとしての産学連携としての企業コンソーシアム(運営資金、共同研究資金獲得)の立ち上げ、センター専属の雇用も行い、センターとしての独立した活動を行う。戦略的な産学連携によるHumanity2.0実現に向けた取り組みを、構成員横断的なプロジェクトとして進める。大型国プロ獲得も目指す。学際的センターならではの学生を巻き込んだプロジェクト型研究など様々な取り組みも企画していきたい。

所員

所員(兼担)

栗原 聡 理工学部 管理工学科 教授
今井倫太 理工学部 情報工学科 教授
斎藤英雄 理工学部 情報工学科 教授
岡田有策 理工学部 管理工学科 教授
見上公一 理工学部 外国語・総合教育教室 専任講師
藤田康範 経済学部 教授
吉村公雄 医学部 専任講師
中澤仁 環境情報学部 教授
中西泰人 環境情報学部 教授
山本龍彦 法務研究科(法科大学院) 教授

所員

筒井潔 KGRI 共同研究員