アクセス空間基盤技術国際研究センター

センター長 : 大西 公平(理工学部教授)
活動拠点キャンパス : 矢上、新川崎

センター概要

個人に合わせた高度なディジタル支援を提供するための新しい人間中心の科学技術を追究し、光・電子デバイスからネットワークやハプティクスまで一貫した統合研究を推進する。また、グローバル社会で活躍できる人間性豊かな人材の輩出を狙って、国際的に卓越した教育研究活動の拠点形成を進める。具体的には、アクセス空間において高度な人間支援を提供するために、革新的デバイス創成のための物理基盤工学、環境埋込みデバイス工学、実世界実時間ネットワーク通信工学、知覚・表現メディア工学の4分野において相乗効果を高めた研究を進める。人材育成面では、ダブルスーパーバイザ制度(海外連携先教員を含む複数の指導教授による教育体制)、共同研究推進海外派遣制度などの先進的プログラムにより、グローバル社会でリーダーとして活躍できる人材の育成を進める。

キーワード・主な研究テーマ

革新的デバイス創成のための物理基盤工学、環境埋込みデバイス工学、実世界実時間ネットワーク通信工学、知覚・表現メディア工学

2011年度事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

当センターが進めてきた革新的デバイス創成のための物理基盤工学、環境埋込みデバイス工学、実世界実時間ネットワーク通信工学、知覚・表現メディア工学の4つの研究分野の相乗効果を高めた研究は、順調に成果を生み出しつつある。また、国際ワークショップ、共同研究推進海外派遣制度、ダブルスーパーバイザ制度などによる共同研究と人材育成の推進により、着実に高度国際連携が実を結びつつある。そこで、2011年度もこれらのプログラムを着実に実施することにより、高度国際連携の一層のブラッシュアップを図る。国際ワークショップについては、Lyon-Lyon Nanotechnology Institute、西安交通大学、Harvard大学、等をはじめとして10回以上、共同研究推進海外派遣については10名以上、ダブルスーパーバイザによる学位取得者については2名以上を目標とする。

■2011年度の新規活動目標と内容、実施の背景

これまでの活動の集大成として、IEEE/IESと Technical Co-sponsorshipを結んだオープンな国際シンポジウム「1st International Symposium on Access Spaces (IEEE-ISAS2011) 」を6月17日~19日に日吉キャンパス来往舎において開催する。また、同シンポジウムにおける主要な論文を骨格とした「アクセス空間」に関する書籍を出 版する。これらにより、当センターの成果を学会、社会に広く還元することを目指す。

2010年度事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

当初計画通り、革新的デバイス創成のための物理基盤工学、環境埋込みデバイス工学、実世界実時間ネットワーク通信工学、知覚・表現メディア工学の4分野における研究を推進した。計画通り年度当初は43名(当センター所員でない有給RAも含む)のRAを雇用し、年度末には46名まで増員した。共同研究推進海外派遣制度(旧国際インターンシップ)については、16名(長期11名、短期5名)の若手研究者をロンドンサウスバンク大学(英国)、クイーンズ大学ベルファスト校(英国)、ハーバード大学(米国)などに派遣し、達成度は160%であった。国際ワークショップについては、Lyon-Lyon Nanotechnology Institute、西安交通大学、ハーバード大学、ミラノ工科大学、などにおいて、昨年度の約3倍の17回(国外13回、国内4回)と活発に開催し、研究交流を深めた。また、ダブルスーパーバイザ制度を利用して、2名のRAが学位を取得した。さらに、当初計画通り、通信分野をテーマとした企業訪問セミナーをメーカ研究所において開催し、ポスター形式により若手研究者が研究成果を報告し、第一線の研究者とディスカッションを実施した。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

  • 論文数
    209件(主たる公刊誌名:Nature)
  • 学会発表件数
    国内:260件  国際:364件
  • 社会貢献実績
    国分寺市第八小学校サマースクール 2010年7月23日 国分寺市立第八小学校
    科学とあそぶ幸せな1日 2010年9月25日 慶應義塾大学新川崎タウンキャンパス

■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄

国際ワークショップが昨年度の約3倍と量的に活発であったばかりでなく、質的にも大幅に向上した。Ecole Centrale de Lyon INL(フランス)で開催したワークショップでは、フランス、ドイツ、デンマーク、スイス、スペインのようにECを巻き込むことができ、合計約70名の研究者が一堂に会して、フォトニクス、近接場光、イメージングをテーマとする新しい議論の場を提供し高度国際連携のさきがけとすることができた。また、ACCV2010やISIE2010のように各分野の代表的な国際会議とワークショップを併催しオープンな国際会議とすることで、当センターが掲げるアクセス空間を広く世界にアピールすることができた。
さらには、共同研究推進海外派遣制度を利用して、若手研究者が海外研究機関との共同研究を推進した結果、共著論文や共著国際会議論文等の実質的な成果が生まれるとともに、学位取得後に海外研究機関に就職し、国際的な研究者としてのスタートを切るなど、高度国際連携が達成されつつある。

所員

所員(兼担)

大西公平 理工学部 システムデザイン工学科 教授
天野英晴 理工学部 情報工学科 教授
大槻知明 理工学部 情報工学科 教授
斎藤英雄 理工学部 情報工学科 教授
笹瀬巌 理工学部 情報工学科 教授
山中直明 理工学部 情報工学科 教授
小原實 理工学部 電子工学科 教授
黒田忠広 理工学部 電子工学科 教授
斎木敏治 理工学部 電子工学科 教授
眞田幸俊 理工学部 電子工学科 教授
津田裕之 理工学部 電子工学科 教授
真壁利明 理工学部 電子工学科 教授
伊藤公平 理工学部 物理情報工学科 准教授

所員

猪谷太輔 先導研究センター 共同研究員
菊田洸 先導研究センター 共同研究員
齊藤美都子 先導研究センター 共同研究員
徳橋和将 先導研究センター 共同研究員
林宜徳 先導研究センター 共同研究員
アカギッチ,アミラ 先導研究センター 共同研究員
アブ タリブ,モハマド ソフィアン ビン 先導研究センター 共同研究員
安藤貴洋 先導研究センター 共同研究員
石川豊史 先導研究センター 共同研究員
伊熊雄一郎 先導研究センター 共同研究員
カリエ,セバスチアン 先導研究センター 共同研究員
河村踊子 先導研究センター 共同研究員
サノムアン,ペーカー 先導研究センター 共同研究員
竹下秀俊 先導研究センター 共同研究員
田中悠人 先導研究センター 共同研究員
張浩 先導研究センター 共同研究員
マルテディ,サンディ エッギ 先導研究センター 共同研究員
宮西智也 先導研究センター 共同研究員
ムミノビッチ ミリツァ 先導研究センター 共同研究員
横山知大 先導研究センター 共同研究員
渡邉亮太 先導研究センター 共同研究員
田中大輝 先導研究センター 共同研究員
西村晴輝 先導研究センター 共同研究員
笠谷雄一 先導研究センター 共同研究員