旧約聖書は西洋文明の源流であり、その知見は現在の西洋文明を決定づけています。この書について皆さんに語ります。旧約聖書はイスラエルの民が長い歴史を経て編んだ古代文書です。その思想の豊穣な世界を一度の講義で紹介するのはとても無理ですので、旧約の知恵文学に焦点を当てます。この知恵文学とは箴言、ヨブ記、コヘレト書に代表されます。古代イスラエルの知恵や叡智はこれらの書を土台にしています。これらを読むと、イスラエルの民がどう生き、どう生きて来たかが見えて来ます。またそこから、特徴的な楕円的思考が浮き彫りにされます。この楕円的思考が旧約宗教の本質をうまく説明します。この旧約の知恵の思考から、現代への射程を考えます。
日 時:2022年7月13日(水)16:30~18:30
場 所:慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース
対 象:研究者、塾生・教職員・塾員
その他 :入場無料、予約不要
詳しくは、こちら をご覧ください。