人類が歴史的な経験として共有したグローバルパンデミックCovid-19への対応は、様々な意味で社会のデジタルトランスフォーメンション(DX)の状態の検証と反省、そして、新しい社会システムの開始への引き金となった。こうして取り組まれている新しいDXは、5Gや光ファイバーによる安定したインターネットを前提とし、映像や音声を自由に利用できるアプリケーション、さまざまなデジタルデータを分析して可能となるAIベースのサービスなど、アナログ時代のシステムをデジタルに置き換えるのではなく、人と社会のためにデジタルを前提とした新しいシステムの発展となっていることが特徴だ。
医療分野も、これまで推進してきた電子カルテなどのデジタル化を前提に、病院と患者、医療と健康、個人と生活などのさまざまな関係が新しく連携した取り組みが進められてきている。本セミナーでは、サイバー文明研究センターの取り組みとして、これらの分野の取り組みを概観するために、多様な視点からの専門家による講演と、専門家によるパネルディスカッションを通じて、これからの医療・健康分野を展望する。
第三回のセミナーでは、各分野で急速に進展するDXを背景に、AIやデジタルデータを前提とした医療・健康分野における先端の知見を共有し、新たに取り組むべき標準化への挑戦、関連する制度やルールの整備などにおける、産官学各分野での今後の役割と使命を模索する。
【開催日時】
2023年5月22日(月) 12:30~17:50 (開場12:00~)
【場所】
慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-lab
【お申し込み方法】
事前登録制(参加申込締切:5月18日(木)13時)
【参加方法】
会場参加(定員50名)またはオンライン参加
【主催/共催】
主催:慶應義塾大学サイバー文明研究センターCCRC
共催:慶應義塾大学サイバー文明研究センターCCRC
メディカルインクルージョン WG
SFC研究所ヘルスケアデータ社会システムコンソーシアム
SFC研究所価値社会プラットフォームラボ
WIDEプロジェクト
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