21世紀に入り、人工知能の進展が注目され、様々な分野での実用化が始まっています。 期待値が高まる一方で、現実に活用されている部分との乖離も見られます。本講習会では、医学・ヘルスケアに携わる学生の皆さんのみならず、広くこの分野に興味を持たれる学生を対象に、 AI/DataScienceの医療・ヘルスケア領域への適用についてレクチャーします。
講習会を通じて、医療分野でAI技術がどのように使われているのかを正しく理解し、将来的なAI技術の医療分野への活用について、考えることができる人材となることを目指します。
※本講習会は3回で1セットであり、できるだけ3回すべて受講されることをお勧めします。
また、受講生との対話の機会を持ち、理解を深めるため対面で行います。
第1回 5/20(月)6限(18:15~19:45)
AIの定義、歴史的背景や、AIを支える情報処理を概観します。
AIの進展の歴史から、AIの最新状況を紹介します。現在第三次ブームと呼ばれています
が、さらに新しいテクノロジーが研究開発されており、それらの進展は、大変すさまじい勢いで進んでいます。ChatGPTは、最新の話題として注視されています。それらのヘルスケア・医療分野への適用や研究が進んでいますが、その応用を考える上で、まずは、AIの基礎を学びます。
第2回 5/27(月)6限(18:15~19:45)
医用画像へのAI適用、自然言語処理技術と医療への適用可能性について学びます。
深層学習の進展に伴い、画像処理技術の一つとして、医療分野への応用が加速しています。レントゲンをはじめ、CT、MRIなどの画像による読影診断において、AIが医師や技師の能力を上回る実績が報告されるようになり、実用化が始まっています。その特徴と今後の進展について、展望をみていきます。ヘルスケア・医療に関する知識は、学問としての文献、論文、医療レコード(電子カルテなど)など、大量なデータとして蓄積されています。これらのデータ量は、人間の能力を超えはじめており、ここに自然言語処理技術を活用することで、様々な支援が可能となります。
第3回 6/3(月)6限(18:15~19:45)
AIを医学に適用する際の法的・倫理的な側面を概観します。
ヘルスケア・医療分野へのAIの適用は、その特質から、様々な法的・倫理的側面での検
討が必要となります。一方、AIテクノロジーの進化・進展は、それらの検討の進展に比べてはるかに速く、法的・倫理的側面は足枷のように見られることがあります。ここでは、どういう課題が生じているのか、どのようにこれからの進展を考えていくべきかを、見ていきます。また今後、ヘルスケア・医療のDXを目指すうえで、AIテクノロジーは欠かせない技術です。遠隔医療や新しい診断支援、他産業との連携による新サービス、介護・ヘルスケアでの職員の支援や、予防医療・行動変容につなげるガイド支援など、様々な可能性が控えています。これらの展望を概観します。
【開催日時】
第1回 5/20(月)6限(18:15~19:45)
第2回 5/27(月)6限(18:15~19:45)
第3回 6/3(月)6限(18:15~19:45)
【開催場所】
日吉キャンパス AICラウンジ(協生館2階)
【参加対象者】
塾生
事前申込】
要
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【形式】
対面
【主催】
AIC
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