イベント

2025年10月25日(土)~3月14日(土)に福澤研究センター講座2025年度「近代日本における智の展開」(全4回)を開催します。

幕末から明治にかけて、日本人の智はどのように変化し展開したのでしょうか?
刊行から150年を迎えた『文明論之概略』の中で、福澤諭吉は「智徳」について論じています。彼が近代日本形成に大きな影響を与えた思想家であることは、万人が認めるところでしょう。しかし彼の傍らでその活動を支え続けた小幡篤次郎は、同時代人の評によれば、福澤に勝るとも劣らない学識の持ち主であったにも拘わらず、今や知る人の少ない存在になっています。彼らが追い求めた智に、その相違はあったのでしょうか。今回の講座では、福澤諭吉と小幡篤次郎という2人の人物を通して、近代日本における智の行方を考えます。

【講演者・開催日・題目】
第1回 2025年10月25日(土) 松岡 李奈 慶應義塾福澤研究センター助教
『福澤諭吉と小幡篤次郎の源流―中津藩士と学問の系譜』
第2回 2025年12月20日(土) 山尾 忠弘 大阪経済大学経済学部准教授、慶應義塾福澤研究センター客員所員
『小幡篤次郎における西洋社会思想 ―道徳・政治・経済』
第3回 2026年1月31日(土) 柳 愛林 九州大学法学研究院政治学部門准教授
『小幡篤次郎が読んだ『アメリカのデモクラシー』―小幡篤次郎とトクヴィル、そして福澤諭吉―』
第4回 2026年3月14日(土) 安西 敏三 甲南大学名誉教授 / 西澤 直子 慶應義塾福澤研究センター教授
『福澤諭吉の思想的源泉』
※(前半)安西氏による50分程度の講演、休憩を挟み、(後半)安西氏と西澤氏の対談形式を予定しています。

【開催時間】
14:00~16:00(開場 13:30)

【対象】
どなたでもご参加可(要事前予約)

【開催方法】
オンライン(Zoomウェビナー)および慶應大阪シティキャンパス会場(会場定員50名程度)
・会場参加者は一般的な感染対策にご協力ください。
・状況によってはオンライン開催のみに変更する場合があります。
・講演当日は、講演者がご参加者様のご質問にお答えします。
・受講登録者向けに、見逃し配信(期間限定)を予定しています。

【受講料】
1講演 各1,500円(税込み)

【申込方法・締切】
Web申込はこちらから
各回開催日直前の火曜日まで

お申し込み内容等の詳細についてはこちらをご御覧ください。