この度、慶應義塾では、昨今のオープンサイエンスを巡る急激な環境変化に対応し、学内の研究活動を力強く支援するため、新たな情報集約Webサイト「慶應義塾オープンサイエンス総合案内サイト」を公開いたしました。
▶︎慶應義塾オープンサイエンス総合案内サイトはこちら:https://sites.google.com/keio.jp/open-science/home
## なぜ今、オープンサイエンスなのか? ― 設立の背景と必要性
近年、研究成果の透明性・再現性の確保、学術研究の発展促進、そして社会との知の共有といった観点から、オープンサイエンスの重要性が国内外で急速に高まっています。研究データの管理・公開や、論文のオープンアクセス化は、今や研究者にとって避けては通れない課題となりつつあります。
しかし、関連する学内規程、各種ツール、助成機関の方針などは多岐にわたり、必要な情報が点在しているため「どこから手をつければ良いのか」「誰に相談すれば良いのかわからない」といった研究者の皆様の声にお応えする必要がありました。
## 研究ライフサイクルを網羅的にサポート ― 新サイトの目的と特長
本サイトは、こうした課題を解決し、本学の研究者が安心して研究に専念できる環境を整備することを目的としています。研究活動の初期段階である研究データ管理計画(DMP)の作成から、研究遂行中のデータ保管・共有、そして最終的な論文のオープンアクセス化や研究データの公開に至るまで、研究のライフサイクル全体を網羅した情報を一元的に提供します。
具体的には、以下のコンテンツをご用意しています。
- オープンサイエンスの基本:
そもそもオープンサイエンスとは何か、その理念とメリットを分かりやすく解説します。 - ポリシー・ガイドライン:
本学の研究データポリシーをはじめ、国内外の関連方針を整理して掲載しています。 - 研究データ管理(RDM):
データ管理計画の作成方法など、実践的な情報を提供します。 - オープンアクセス(OA):
さまざまなオープンアクセスの形態や方法に関する情報などをまとめています。 - 便利なツールとサービス:
研究活動を効率化するための各種ツールや、学内で利用できるサービスを紹介します。 - お問い合わせ:
お問い合わせの受付に加え、よくある質問をまとめて順次掲載していきます。
今後も、最新の動向を反映し、皆様からのご意見をいただきながら、より有益な情報拠点となるよう内容を充実させて参ります。ぜひ一度、サイトをご覧いただき、日々の研究活動にお役立てください。